August 04, 2005

小谷野敦著『帰ってきたもてない男』

 唐突ですが、僕、非常にもてません。
 と書くとすぐ、「ホントはそうは思ってないんでしょ?」とか「そう言って『違う』と言ってもらうの待ってるんでしょ?」というツッコミが入るのだが、全然そういうわけじゃなくて、現実としてもてないんです。
 なかには真顔で、
 「星野さん、そんなことないですよ。もっと自信を持って」
 と言ってくる人(女性に多い)も多くて、どうやって説明しようかといつも困る。
 と思っていたら、本書に中に、次のような一節を見つけた。 

自分が好きな人から好いてもらえないのが「もてない」男の定義だ
 これですよ、これ。こういえばよかったのか。
 かくして自分がもてないことの証明に成功したわけで、よかったよかった(?)。

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July 24, 2005

奥菜恵離婚

 今年の4月期のドラマの特徴といえば、『anego』と『曲がり角の彼女』という、いわゆる「負け犬」ブームに乗った作品が重なったことがすぐ思い浮かぶ。だが、僕はもう一つ、「IT長者」が登場する作品もよく見られたことも、挙げられるのではないかと思う。
 『恋に落ちたら』はテーマ自体がそうだが、矢田亜希子主演の『夢で逢いましょう』にも出てきたし、『離婚弁護士Ⅱ』にも登場した。
 そこで気になったのが、なぜドラマに出てくる「IT長者」とやらは、そろいもそろって“カネさえあれば何でもできると考えている拝金野郎”として描かれるのだろうか?ということなのだ。
 ドラマだからステレオタイプなキャラクターを強調するのは当然なのだが、やはり、世の中全体からそう思われていることの現れなのだろうか。

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June 28, 2005

「自傷的自己愛」について

 精神科医の齋藤環氏が書いた、『「負けた」教の信者たち』(中公新書クラレ)を読んだ。
 まず書名に引きつけられた。
 さすがにうまい。

 本書の中の「はじめに」で、書名に掲げた「『負けた』教の信者」を定義して、齋藤氏はこういっている。

 彼らは、負けたと思いこむことにおいて、自らのプライドを温存しているのではないか。現状の自分を肯定する身振り、すなわち自信を持って自己主張することは、批判のリスクにまっさきにさらされてしまう。むしろ現状を否定することで、より高い理念の側にプライドを確保することが、彼らが「正気」でいられる唯一の手段なのではないか。その意味では、「負けたと思いこむ」こともまた、ナルシシズムの産物なのだ。「負けていない」と否認することによって、自らの「正気」すら手放してしまうのではないかという恐れが、彼らをして「負け」に固執させてしまう

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February 25, 2005

モテない男の希望の星!?

 酒井順子さんの『負け犬の遠吠え』では、“負け犬界最後の大物”として清子内親王が挙げられているが、最近ふと気づいた。皇太子殿下こそ、モテない男の希望の星なのではないかと!

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